アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

コミュニケーション

オーストラリアからの訪問その8

連日長々と書かせていただいたが、オーストラリアから来られた博識の先生とすごした時間は、非常に刺激的だった。妻の人脈に感謝するとともに、このような機会のおかげでまさしく自分の視野を大きく広げることができた。 今回特に大きく感じたことがある。悔…

オーストラリアからの訪問その7

私の好きな言語の話題で、私のつたない英語で私なりに氏に意見を伝えていく。 氏にはお子さんがおり、日本で育てられた。お子さんは、家庭では英語を使い、家の外では日本語を聞いて育ったという。それで英語も日本語もできるようになったと。外国語を学ぶに…

オーストラリアからの訪問その6

さあいよいよ私の得意分野(?)の「言語」について、氏と語り合うときがきた。 まずは「英語」の必要性について。話の発端は、オランダでは高等教育の多くを「英語で」おこなうことになったということを、氏が語ったところから始まった。なぜならばオランダ人…

オーストラリアからの訪問その5

氏は文系の学者だが、ご自身の専門分野以外に対しても博識であった。文系の内容なので、私の興味関心に重なる部分も多分にあり、非常にお話を聞いていて有意義だった。 たとえばオーストラリアの先住民はどこから来たかは、謎なのだそうだ。近くのインドネシ…

オーストラリアからの訪問その4

オーストラリアの来客は、日本の労働環境のひどさもよく知っていた。ワークライフバランスを考えなさい、働くために生きているのではなく、生きるために働くのだよ、と。以前にドイツ人と話した時も、会社で取得できる長期休暇の重要性を何度も語っていた。 …

オーストラリアからの訪問その3

氏は日本の大学で働いていたから、日本の労働環境の異様さについても、身をもって経験していた。 「教授会」が開かれるが、出席している先生には3パターンがあったという。1つ目は、非常に饒舌で色々なことをまくしたてる人。話している内容が難しいのだが…

オーストラリアからの訪問その2

オーストラリアからの来客は、日本の大学で教鞭をとっていたことがある方だ。氏いわく、日本の大学では、学生は勉強しないし、先生も教えているフリをしている。そして大学教育がなりたっているように装っているだけだと。非常にギクリとする指摘だった。氏…

オーストラリアからの訪問その1

妻の知り合いの夫妻がやってきた。イギリス系オーストラリア人。主人はオックスフォード大学でドクター(博士課程)をおさめ、オーストラリアや日本の大学で教鞭をふるっていたインテリである。ふたりのお子さんもそれぞれ学問の世界に進んでいったという。…

言葉を使うことと、思いが伝わることは、違う。

家族の知り合いのドイツ人が遊びにきている。会話は日本語とドイツ語と英語でおこなわれている。私はドイツ語はわからないので、必然的に日本語と英語で話すことになる。そもそも私は日本人相手でもなかなかに内向的な性格なので、外国の方が相手となると余…