アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

言葉を使うことと、思いが伝わることは、違う。

家族の知り合いのドイツ人が遊びにきている。会話は日本語とドイツ語と英語でおこなわれている。私はドイツ語はわからないので、必然的に日本語と英語で話すことになる。そもそも私は日本人相手でもなかなかに内向的な性格なので、外国の方が相手となると余計に大変だ。表面的なことばは通じても、相手の思っている真意やこちらの心の底が、かならずしも完全に伝わりきっていない感覚があり、なんだかもどかしい。

ふりかえってみれば、日本人の家族でも、本当に心の底からお互いの思いが伝わりあえているのだろうか? さらに言えば、私は家族と心から向き合うことができているのだろうか? ───できていない。

言語そのものに対する学習や研究はおもしろい。しかし関心が"言語そのもの"だけに向いているようでは、言語を通した"その先にいる相手の心"に到達することは、できない。

反省することが、たくさんありそうだ。