アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

頭の子音(声母)の対応表を作ってみた

漢字の音について、昔の中国音(中古音)と、現代の北京音・日本呉音・日本漢音・朝鮮音・越南音が、どのように対応しているのか? 中国音韻学をかじってみて、まずは頭の子音(声母という)についてまとめたエクセルの表を作った。といっても、書籍やウィキペディアのコピペなので、まだまだ検討の余地はあるはずだけれど、とりあえずは暫定ということで。



↑大きな表すぎて、はてなブログにうまく貼り付けられない。htmlを使って表を作りなおせばいいのだろうけど、めんどくさい^^;


この表があれば、頭の子音(声母という)が、昔の中国音(中古音)と、現代の日中韓越の漢字音で、どのように対応しているかが分かる。例えば「幇」の字に代表される声母について、中古音では[p]だったと推定されるものが、現代の北京音では[p](b)、日本呉音ではハ行、日本漢音でもハ行、朝鮮音ではb(ㅂ)、越南音ではbまたはtになっていることがわかる。「そんなこと調べて何が楽しいの?」といわれればそれまでですが・・・。


母音とお尻の子音の部分(韻母という)は、これとは比べものにならないくらいもっともっと複雑らしい。まだそこまではたどりつけていないが、さらに大きな表になりそうな気がする。


↓声母の対応については中国語版Wikipediaに詳しくまとめられている。この対応表には中国国内の方言音も載っており、非常に奥が深い(というか、頭が痛くなってくる・・・)。
zh.wikipedia.org