アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

多言語中途半端

「多言語中途半端」─── mixiの全盛期にはそんな名前のコミュニティーがあったような気がする。当時も今も私は多言語中途半端だ。

しばらくはベトナム語に集中しようと決めて継続してきた。ベトナム語ができないために当ブログでベトナム語の例文を載せられなかったのがくやしく、duolingoの英語からベトナム語を学ぶコースをポチポチやりはじめた。やがて近頃、ブログには例文をなんとか載せられるようにはなってきた。ベトナム語というのはなかなかおもしろい言語だ。元々韓国語と中国語を学んだ身として、ベトナム語はそれらに絶妙に似ているところがある。学習するたびに何かしらの発見があって知的好奇心を刺激される。

ところが今、無性に中国語を勉強し直したくなってきて仕方がない。

こういうときはどうしたものだろうか。今、中国語に移ったら、まだ基礎固めができていないベトナム語は置いてけぼりになる。せめてベトナム語の基本的な文型は身につけたい。でも中国語の摩訶不思議な世界が僕を呼んでいる。先日口にした中国の麺とドリンクのことが忘れられない。といっても、両方の言語をがんばるだけの時間とパワーはない。1日交代で勉強する? それこそどっちも中途半端になって共倒れだ。しかも最近、中国語のピンインをみても間違ってベトナム語の発音っぽく読んでしまうことが増えている。あきらかに頭の中がこんがらがっている。

そんななか今度、知り合いのドイツ人が遊びに来る。ドイツ語の挨拶も少しぐらい勉強したほうがよいのだろうか。グーテンターク?ダンケシューン! 少なくとも遊びにきているあいだは、アジアの言語の学習にあてる時間がなくなる───。

多言語中途半端の罠にはまってしまった。