アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

【尋】ということば

今回は中越で共通するものを。【尋】という一つの漢字で動詞となり、「探す」という意味になる。

 

日本語

該当なし

 

中国語(普通話

xún【寻】

 寻了好久没有寻到。 

 xún le hǎojiǔ méiyǒu xún dào
 (ずいぶん探したが見つからない。)

 

韓国語

該当なし

 

ベトナム語

tìm【(尋)】

 làm sao để tìm anh ấy 

 (彼を見つける方法。彼をどうやってみつけるか。)

 

ベトナム語は【尋】の正式な漢字音ではなく、訛音とのこと。

日本語では「尋ねる」という訓読みで、「訪問する」とか「質問する」という意味合いが主だが、中越では「探す」という意味になる。手持ちの漢和辞典でも「探す」の意味が一番最初に出てくる。