アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

語学を趣味にするなら継続させる「割り切り力」が必要

大変ひさしぶりの更新になってしまった。

このブログでは単語ごとの日中韓越での比較・対照を主に書いていたが、長続きしなかった。趣味の身には、分不釣り合いで、テーマが重すぎたのだろう。

趣味が義務化すると、とたんにおもしろくなくなり、語学学習を長期中断してしまった。

 

方法を変えたい、という思いがあった。

 

人生にささやかな彩りを加えるような、楽しい外国語との関わり方を、心のとこかで求めていた。そのために本能的に中断の時期ができてしまったのだろう。

 

今は通勤の自動車の中で、ひたすらゆる〜く、中国語のディクテーションをしている。これがなかなかに楽しい。

テキストは「今すぐ覚える音読中国語」。すこしだけ古いテキストだ。新刊はもうないだろう。これのCDをひたすら聞いては声に出して、聞いては声に出している。馬鹿の一つ覚えのようだが、楽しい。自動車の外でも暗唱できるようになると、やっぱり楽しい。

 

それからときどき、「네이버 중국어사전」のサイトを見る。ここには日替わりの単語クイズや会話文があって、なかなか充実している。韓国語と中国語の同時学習をしている雰囲気に浸かれるのがよい(あくまで雰囲気に浸かるのがポイント。本気でやろうとするとすぐ嫌になる)。会話文では中国語と韓国語の対訳の両方を読んで、それぞれの分かる部分をつなぎ合わせて、全体を理解しようとしてみる。一見すごいような、しかし実はかなり中途半端なことではあるのだけれど。

 

単語や漢字音を調べるときは、アプリの「CJKV dict」と「漢字古今中外查詢」が非常に優れている。こういったアプリの作者の方には、ただただ頭が下がる。日中韓越(さらに一部中国方言)がまとめて見られるのはたいへんすばらしい。

 

勉強に飽きてきたら、外国の動画をみたり、旅行記を読んだり、外国料理の簡単レシピにチャレンジしたり、と、ごまかしごまかしリフレッシュする。そしてまた気が向いたら学習を再開する。

 

このブログの目標である中韓越の同時学習のうち、ベトナム語はとりあえずは捨てた。まずは中国語にほとんどの意識を集中して、たまに気分転換に韓国語を見るようにしている。

 

趣味としての語学を継続していくには、所詮趣味は趣味なんだ、と割り切ることだろう。完璧を目指さず、ノルマも決めず、自分のコンディションやメンタルに合わせて色々ためしてみつつ、長続きする方法を探していくしかないような気がする。

 


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画像は네이버 중국어사전での会話文。中国語の下に韓国語の対訳。これをみてなんとなくワクワクする私は変人だという自覚はある。