どうも、お久しぶりの投稿です!
しばらく前から、なぜか急に語学学習に飽きてしまい完全に語学から離れております。
そんな悶々とした気持ちを解消するヒントになるかと思い、ある一冊の本を読みました。
「その他の外国語 役に立たない語学のはなし」
著者は東欧の言語の専門家。いろんな言語をかじるのが好きだそうで。
いくつかヒントになることがありましたので、自分用の備忘録を記します。
・ひとつの言語をやりたい人は、「〇〇語が上手で、まるで〇〇人みたいですね」といわれるレベルになるとうれしい。しかし複数の言語をやりたい人は、そんなことは目指さなくてよい。
・ひとつの言語に飽きたときに、別の言語をやればよい。
・ただし初めての言語をやるときには、最初は集中的に勉強して土台を作る。自転車と一緒で、最初にこぎだすことができれば、あとはゆっくりこいでいけばいい。
・目的なく勉強したり、ビジネスのために勉強したりしても長続きしにくい。本や映画やアニメなどの作品をその言語で楽しみたい、という動機の方が長続きすることが多い。
こういう複数言語の同時学習というジャンルは珍しいので、新鮮な気持ちで読めました。
しかしながら著者の口調が最初は面白おかしかったのが、だんだんと説教くさくなり理屈も頑固になってきて、途中は読んでいてあまり気持ちのいいものではなかったです。
まあそれでも、ためになる部分は少なからずあったので、総合的には読んでよかったです。
特に、「〇〇語が上手で、まるで〇〇人みたいですね」というのを目指さなくてよい、というくだりを読んで、少し肩の荷が降りる感じがしました。
今までは、英語ではネイティブのこじゃれた文章を読んでチンプンカンプンで、韓国語では漢字語のない固有語だらけの柔らかい文をみてチンプンカンプンで、中国語ははなから一部語彙以外チンプンカンプンで、ベトナム語はそもそもわからないという。。。
それでいちいち劣等感を感じなくてもいいんですね。これはちょっと気が楽になりました。
さてこれを踏まえて、しばらく語学学習から遠ざかっていたけれど、これからどうしようか。
僕はそもそも、〇〇語と〇〇語をマスターしたい、という気持ちはそこまで強くないのです。
それよりも、色々な言語の地理的分布や伝播、相互関係や類似関係などに興味があります。
思い切ってそっちの方に舵をきっていくのがいいのかな。
仕事も家庭も忙しくて、語学に割ける時間もエネルギーもごくごく限られているので、ここは考えどころなのかもしれません。