アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

"多言語の習得は「音」から" 東京大などが発表

共同通信の記事で興味深いものがあった。
news.yahoo.co.jp
この記事、短い文章に内容を詰め込みすぎていて、読みにくいなあと感じた。みなさまどうでしょうか。
自分自身の整理のために、箇条書きにまとめなおしてみる。

・東京大などが、複数の言語を習得する際に共通して活発に働く脳の領域を特定した。
・これまで学んできた言語のリスニング能力が高い人ほど、新しい言語の音声を聞いている際にこの領域が活発化し、文法の理解が早かった。
・言語を学ぶ上では、まず音から入るのが基本だと裏付けられた。
・(第3言語以降の)新たな言語を習得する時も、同じ領域が使われていた。複数の言語を習得すると効果が蓄積し、次の言語の習得も、より容易になる。

私自身、中学生のときに英語のラジオ講座「基礎英語」の内容を暗唱するのが好きで、ひたすらそらんじ続けてているという変な子供だった。それが高じて英語暗唱大会にも出場し、運よく入賞したこともあった。結果的に「音」から英語を学ぶことができていたのかもしれない。
今でも英語以外のアジアの言語を学ぶときにも、一番やっていて楽しいのは例文のシャドーイングや暗唱だなあ。この方法が一番自分に合っている気がする。
もちろんコミュニケーション能力の高い方なら、外国人と会話をしまくって鍛えるのだろう。私は根暗なのでそういうのはあまり得意ではなく・・・。

しかしこの東京大の発表で、「複数の言語を習得すると効果が蓄積し、次の言語の習得も、より容易になる。」という一文は、とても心強い。私のようにいくつかの言語をかじっていると、どれも中途半端になるのじゃないか、と言われる。ところがこの発表によるとうまくいけば次の言語が学びやすくなるというのだ。時代は多言語学習だぜ(違う)。

みなさまにおかれましても、「音」を意識して、語学にチャレンジされてみるのもよいかもしれません。
(もっともこの発表の原文を読んでいないし、この内容に対する別の学者からの批判もあるかもしれない。何事も鵜呑みにするのはよくない。あくまでご参考まで・・・)