アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

ドイツ人の英語に圧倒される

妻にドイツ人の知り合いが多く、たまにドイツ人と関わることがある。いつも感じるのだが、英語が非常に流暢な人が多い。もちろんお会いした人のなかには英語ができない人や苦手そうな人もいたが、多くは英語を得意としていた。ドイツの人と英語で話していて、流暢な英語を投げかけられると、自分は必死になってついていかなくてはならない。自分がみじめに感じるとともに、ドイツ人はすごいなあと思うが、実はこれにはからくりがあると思われる(?)。

まずドイツ語と英語は割と近しい言語である。同じゲルマン諸派という仲間で、いとこのような関係だ。日本語と英語は言語として根本的に別物だが、ドイツ語は英語と文法や単語が絶妙に似ているところがあるように思う。

またドイツでは英語を小学校から習うらしい。高校にもなると英語を使って自分の意見をクラスの前でみんなにプレゼンするという授業が主なようだ。非常に実践的な学び方をしているのだろう。

ここから得られる教訓としては、 (1)母語に近い言語を学ぶ方が習得しやすく有利だということ。 (2)学んだ言語でアウトプットをするなどどんどん実践的に使っていくことが、上達の肝だということだろう。


そういえば高校生の頃、クラスにドイツからの留学生がきていた。高校生という年齢にも関わらず、彼もまた英語が上手だった。クラスのみんなは彼と英語で話していたが、やがて彼は「僕は君たちの英語の先生じゃない!」とぶちギレていた。それほどまでにドイツの人には相当な英語の遣い手が多いということだ。