(アメリカ出張編その6)
前回の投稿で、サンフランシスコの中華街の風景をご紹介した。
ぜひお昼ご飯を食べたいと思い、比較的混んでいる(=人気店?)に飛び込んでみた。
メニューをみてもよくわからない。これって海外で食事するときのあるあるですね。
とりあえずフィーリングで2番の麺料理を注文。すると店員さんがなにやら広東語で聞いてくる。もちろん分からない。英語で聞き返しても、店員さんは英語が分からない。完全に広東語だけでアメリカで生きている人たちの世界だった。
ダメ元で私の普通話(学生時代にギリギリ中国語検定3級に受かったレベル)で話してみる。相手も何かを言い返してくれたが、やっぱり何を言っているのかわからない。悲しい。
・・・なんだかんだあったが、とにかく料理を持ってきてくれた。
なんとこれがめちゃくちゃ旨い!!!言葉が通じなかった悲しさがあったからかもしれないが、とにかく旨い!!!"NO MSG(化学調味料不使用)"とうたっているのにめちゃくちゃ旨い!!!
まずスープのダシが見た目とは裏腹に非常に濃厚ですばらしい。それから麺は食べたことのないような固い麺だったが普通においしい。エビのシュウマイ?もいい味をしている。これは名店だと思う。
はるばるアメリカまで来ても、脂っこくて高カロリーなアメリカ料理よりも、結局はアジア料理に行きついてしまう───。それが私という人間なのかもしれない。
食後、下手くそな普通話をふりしぼって、「めちゃくちゃおいしかった」と伝えたが、適当にあしらわれた。これは店が忙しすぎて単に無視されたような気がする。
そして店内のテレビには香港のテレビ番組が映り、軽やかな広東語の音声を流し続けているのであった。
↓こちらの店です。英語は全く通じないのでご注意(口コミによると普通話も通じないらしい)。もしまたサンフランシスコに来る機会があれば再訪したい。
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2024/02/02追記
よくよく調べてみると、どうやらサンフランシスコの中華街で主に話されているのは、広東話(Cantonese)ではなく台山話(Taishanese)らしい。いずれも同じ中国語の粤方言に分類されるが、相互理解は困難とのこと。