アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

【柑】ということば

duolingoでほそぼそとベトナム語を学んでいて、cam【柑】ということばが出てきた。「オレンジ」の意味である(オレンジ以外の柑橘類を指すこともあるみたいだが、よくわからない)。
camというラテン文字だけみてもオレンジのイメージはわかないが、「柑橘類」の「柑」という漢字と連想させると、途端に覚えやすくなる。
quả camで「果物としてのオレンジ」、 màu camで「オレンジ色」という意味になる。
中国語(普通話)ではgān【柑】で「ミカン」を指すので、同時に覚えておきたいと思う。
韓国語では【柑】の字は감と読むが、감の1文字だけでミカンやオレンジは表さない。これは日本語と同じである。
むしろ韓国語では固有語で감は「柿」という言葉になる。漢字の【柑】とは全く関係ない。これも同時に覚えておきたいと思う。
最後にduolingoに出てきたベトナム語の例文を挙げる。
 Quả cam của tôi không có màu cam.
 (私のオレンジはオレンジ色ではない。)