外国語学習のやる気がゼロになっているのですが、ブログのネタはなにかほしいので、本を読んでお茶を濁している日々です。よろしくおねがいします。
今回読んだのは、「地図でスッと頭に入るアジア25の国と地域」。パキスタンから東の国や地域を載せている。読みやすそうな本のつくりだが、情報量は結構多く、意外と読み応えがある。学校の社会科の授業で使う副読本(資料集)のような雰囲気だが、大人が読んでもかなりおもしろい。
それぞれの国や地域について、おおまかな情報を載せているのだが、知らないことも多く勉強になった。以下は自分用のメモ。
・フィリピンの人口は日本の9割ほどと、かなり多い。もっと人口の少なくて小さな国だと思っていた(失礼!)。
・東ティモールがインドネシアから独立した背景として、植民地時代にインドネシアとは宗主国が別であり、そのため別の宗教が普及していた(インドネシアはオランダ領でイスラム教中心。東ティモールはポルトガル領でキリスト教。)
・カシミール地方がインドとパキスタンと中国との間で領土問題となっているが、その領土問題の元々のはじまりは、インドからパキスタンが分離独立する際に、各地の藩王国がインドかパキスタンのどちらに帰属するか決めることになっていたが、カシミールはなかなか態度を決めなかったことに起因する。
・ブータンは報道などでは良いイメージのある国だが、国内の少数民族(ローツァンパ族)に対してブータンの文化に同化させる政策をとり、国外への難民を発生させた。
本書を通じて色々な国や地域について知ることができて、アジア地域についてさらに興味の視野が広がった。この「地図でスッと頭に入る」シリーズを読むのはこれで二冊目だが、なかなか気に入っている。