アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

【絶妙】ということば

前回、【妙】という漢字には大きく2つの意味があることをみた。1つ目は肯定的なニュアンスで「良い、絶妙だ」という意味。2つ目はやや否定的なニュアンスで「普通と違って変だ、奇妙だ」という意味。


今回は上の1つ目の意味の説明で使った【絶妙】ということばをみる。


日本語
 ゼツ(呉音) ミョウ(メウ)(呉音)【絶妙】
  絶妙なタイミングで問題を解決した。※1つ目の用法


中国語(普通話
 miào【绝妙】
  绝妙的讽刺
  juémiào de fĕngcì
  (絶妙な(巧みな)風刺)※1つ目の用法


韓国語
 절묘하다【絶妙하다】
  우리들의 주변에 있는 제품은 전자부품과 기계부품의 절묘한 조합에 의해 설계되어 있습니다.
  (私たちの身の回りの製品は、電子部品と機械部品の絶妙な(巧みな)組み合わせによって設計されています。)※1つ目の用法


ベトナム語
 tuyệt diệu【絶妙】
  mưu kế tuyệt diệu
  (絶妙な(すばらしい)計略)※1つ目の用法


「妙」シリーズ、さらに次回につづきますが、今度は少し様子がおかしいです。