アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

中国語の文法(語法)を学べる喜び

先日のラジオ講座「まいにち中国語」に、可能補語を使った表現の解説があった。

 

昔に学校で中国語を習ったときは、こういう文法的なことはあまりきちんと教えてもらえないまま、一足飛びに長文読解をやらされてとても大変だった記憶がある。ずっとモヤモヤしていたので、今回の講座はとても勉強になり新鮮な気持ちだった。

 

最近飽き気味の中国語学習だったが、スッと気持ちが入れ替わる思いだ。

 

自分の整理のために、簡単にまとめさせていただく。間違いがあればご指摘いただけましたら幸いです。

 

 

吃得起 (食べることができる)

吃不起 ((食べたいけれども)食べることができない)

例文: 我吃不起那么贵的菜。 (わたしはあんなに高い料理は、(食べたいけれども)食べられません。)

 

 

吃得下 ((お腹にスペースがあって)食べることができる)

吃不下 ((お腹にスペースがなくて)食べることができない)

例文: 我吃不下这么多菜。 (私はこんなにたくさんの料理は(お腹にスペースがなくて)食べられません。)

 

 

③ ※「了」の発音はliǎoなので注意

吃得了 ((最後まで)食べることができる)

吃不了 ((最後まで)食べることができない or (一口も)食べることができない)

例文: 我吃不了这么多菜。 (私はこんなにたくさんの料理は(最後まで)食べられません。)

例文: 我只能吃清真菜,吃不了这个菜。(私はハラール料理しか食べられないので、この料理は(一口も)食べられません。)

 

 

「ごめんなさい」というフレーズの「对不起。」も実はこの可能補語を使ったもので、「我对不起你。(私はあなたに顔を合わせられない。)」の略だとラジオ講座で知り、目からウロコだった。

 

腐らずに勉強を続けていると、ふと、こういうふうに自分自身にとって楽しいと思える瞬間があるものなのだなあ。

 

気がつけば、春に始めた「まいにち中国語」も4か月目を終え、5か月目に突入することになる。テーマもだんだんと難しくなってきた。昔、中途半端に学んだけれども、実際には全く喋れない身にとっては、なかなか歯ごたえが出てきた。