アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

【活動】をなんというか

日中韓越で共通するものを。ニュアンスは微妙に異なるかもしれないが。

 

日本語

かつどう【活動】

 

中国語(普通話

huo2dong4【活动】

 你为我们安排什么活动?(あなたは私達のためになんの活動を計画していますか?)

 

韓国語

활동【活動】※発音は활똥になることに注意

 일부 동물은 밤에만 활동해요.(一部の動物は夜にだけ活動します。)

 

ベトナム語

Hoạt động【活動】

 con người hoạt động (活動的な人)

 

【活】の読み方は昔の中国語ではkuatだとかghuatだとかだと推定されている。語末の-tが「入声(にっしょう)」と呼ばれる音のひとつになる。

日本語では-tのあとに母音を足して「つ」の音に変化した。韓国語では-tが-lの音に変化した。ベトナム語では-tのまま保存されている。

一方で中国語(普通話)では-tの音が削ぎ落とされた。一説によれば元の時代などに中国を支配した北方の民族が-tの音をうまく発音できず、省略されるようになったとか。

中国南方の言語(広東語・閩南語・客家語)でも-tの音が保存されているという。中国南方の言語も勉強してみたいと常々思っているのだが、そこまで手が回らずもどかしい。(少し前にduolingoに待望の広東語のコースができたのだが、今の自分にはまだまだ無理だった)