アジアのお箸

中国語(北京語・広東語)・韓国語・ベトナム語が似ているので同時学習してみるブログ。英語もときどき。

読書メモ 「語学の天才まで1億光年」(高野秀行)


高野秀行さんの本はおもしろくて昔よく読んでいた。早稲田大学探検部出身で、世界各地に行って訳の分からないことをしている方である。そんな高野さんが「語学」を切り口にした新しい本が少し前に書店に並んでいたが、ようやく読む機会を得た。


内容は非常に風変りで、高野さんのこれまでの冒険譚の、現地語の習得の苦労にスポットを当てたものになる。


主に出てくる地域や言語は下記。

 インド:英語
 アフリカ:フランス語・リンガラ語・ボミタバ語
 南米:スペイン語・ポルトガル語
 東南アジア~東アジア:タイ語・チェンマイ語・シャン語・ビルマ語・中国語・ワ語


各地域の言語事情が著者の目を通して生々しく記録されていて読みごたえがある。言語学関係の複数の大学教授のチェックも入っているので内容に大きな間違いもなさそう。


フィールドワーク的な内容や、社会言語学的な考察もあり、全体的に非常に読ませる内容だ。


高野さんの本は久しぶりに読むが、あらためてかなり濃密な体験がこれでもかこれでもかと出てくる。そして、高野さんのコミュニケーションの高さに気後れしてしまう。


外国のことや、言語のことや、冒険などに興味のある人はぜひ読んでみてください。