アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

【参加】ということば

【参加】は日中韓越で共通している。(少しニュアンスが違う意味もあるようだが割愛)

日本語
 さんか【参加】

中国語(普通話
 cānjiā【参加】
  我上小学时打棒球,上初中后开始踢足球,上大学时还参加了网球社团。
  wǒ shàng xiǎoxué shí dǎ bàngqiú shàng chūzhōng hòu kāishǐ tī zúqiú shàng dàxué shí hái cānjiā le wǎngqiú shètuán    (私は小学校の時は野球をやっていて、中学に入ってからはサッカーをはじめ、大学ではさらにテニスのサークルに入りました。)

韓国語
 참가【參加】
  전국 체육 대회에 참가한다.
  (全国体育大会に参加する。)

ベトナム語
 tham gia【參加】

【参】という漢字音についてだが、日中は末尾が-nになっている一方で、韓越は末尾が-mになっている。実は-mが元々の古い中国語での音である。日本語と中国語(普通話)では末尾の-mは-nに変化した。中国語でも普通話ではなく南方の言語(広東語・閩南語・客家語など)では-mとなっており、古い形が残っている。こういう言葉のつながりをみるのが好きだ。語末の-mについては次回に続く。