アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語・広東語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

番外編・マルシェとは?(ヨーロッパの言語比較の話)

女性向けのおしゃれな雑貨屋さんやイベントで、「マルシェ」という言葉を聞きますが、おしゃれに縁のないクソ野郎(=私)にとっては馴染みの薄い言葉です。

妻が持っていた雑貨屋のチラシに、「今度○○の場所でマルシェをします」と書かれていて、は?、となりました。「マルシェをする」という日本語は許容されるのか!?そもそもマルシェってなんぞや?

 

調べてみると、マルシェとはフランス語で市場という意味なんですね。綴りはmarché。

市場といえば英語ではmarketですが、どうちがうのだろう、と思っていて、ふと、語源が一緒ではないのかなと感じました。

 

Wiktionaryで調べてみるとやはりそうで、ラテン語のmercātusが元になっており、フランス語ではmarché、英語ではmarketとなったんですね。

なるほど、マルシェとマーケットを結び付けると一気に覚えやすくなりますね。

さらにドイツ語好きの妻いわく、ドイツ語ではmarktというらしく、英語に近いですね。

ヨーロッパでは比較言語学が発達していて、互いの言語の系統や類似性がかなり研究されているので、比較しながら複数のヨーロッパ語を学習してもおもしろそうですね。

 

なおWiktionaryによると、ラテン語のmercātusのさらに語源はmercārīで、物を売るアプリのメルカリはこれを取ってるんでしょうね。

 

https://ja.m.wiktionary.org/wiki/mercatus#ラテン語