アジアのお箸

中国語・韓国語・ベトナム語が似ているので同時学習してみるブログ(東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

【打算】ということば

中国語を学んでいて日本語と違うと感じる単語の1つが【打算】だ。

「〜するつもりだ」という動詞で用いると習う。

いつものように他言語も調べてみた。

 

 

漢和辞典(昔の中国語)

【打算】※計算し、見積もる。

 

日本語

ださん【打算】※利害・損得などを見積もること。物事を自分にとって得であるか損であるかを評価すること。

 

中国語(普通話

da3suan4【打算】※〜するつもりだ。意図、考え。(悪い意味でも用いることができる)

 我打算去中国留学。(私は中国へ留学に行くつもりだ。)

 暑假你有什么打算?(夏休みはあなたは何か予定を立てましたか?)

 

韓国語

타산【打算】※自分に役立つかどうかを考えてはかりしること。

 이해 타산이 빠른 사람(損得勘定が早い人)

※中国朝鮮族では中国語の影響により、予定・計画の意味で使われる。

 

ベトナム語

該当なし

 

 

昔の意味は漢和辞典のとおり「計算し見積もる」だったのだろう。

そこから発展して、中国語(普通話)では「計画(する)、予定(する)」という主にニュートラルなニュアンスとして使われるようになったようだ。

一方で日本語では「損得勘定をする」というネガティブな意味に発展したようだ。

韓国語はおそらく日本語の用法が伝播したのだろうと思う。

中国朝鮮族の言語が中国語(普通話)の影響を受けているのは、先日別の単語で見たのと同じだ。

 

(なお【打算】を調べている際、辞書によっては用法の説明が不十分と感じるものもあった)